滋賀の冬といえば、真っ先に思い浮かぶのが国宝・彦根城の美しい雪景色ですよね。
でも、いざ行こうと思うと、彦根城の雪がいつから降り始めるのか、現地の積雪状況をライブカメラでどう確認すればいいのか、迷ってしまうことも多いはずです。
また、滑りやすい石段を歩くための靴の選び方や、雪による駐車場の除雪状況、電車などのアクセスの乱れなど、不安なポイントもたくさんありますよね。
この記事では、私が実際に調べたり体験したりしたことをベースに、彦根城の雪が生み出す絶景を安全に楽しむための情報をまとめました。
これを読めば、冬の彦根観光を最高に満喫できる準備が整うはずですよ。
- 統計データから導き出した雪の彦根城に出会えるベストタイミング
- 玄宮園の逆さ彦根城など、絶対に外せない写真撮影スポット
- 急な石段や凍結路面で転ばないための具体的な靴と装備の対策
- 2026年冬シーズンの最新工事情報と周辺のおすすめランチ情報
彦根城の雪景色はいつ?絶景の撮影ポイントと天気予報
※画像はイメージです
彦根城が白い雪を纏う姿は、一年のうちでも限られた時期にしか見ることができません。
ここでは、気象データに基づいた狙い目の時期や、絶対に見ておきたい絶景ポイント、さらには確実に雪の状況を把握するためのテクニックについて詳しくお話ししますね。
天気予報と積雪量で知る彦根城の雪がいつから降るか
「せっかく彦根まで行ったのに、雪が全然なかった…」というがっかり体験を避けるためには、滋賀県彦根市の降雪パターンを正しく理解しておくことが何より大切です。
一般的に、彦根でお城がしっかり雪化粧をするほどの積雪が期待できるのは、12月下旬から2月上旬にかけてが最大のピークになります。
気象庁などの過去の統計データを見ても、彦根市の降雪量は1月に入ると右肩上がりに増加していきます。
月初は平均積雪量4cm程度ですが、月末に向かって急増し、統計的に最も雪が深くなるのは2月3日前後と言われています。
この時期の平均積雪量は約7.4cmに達し、シーズン最高の白銀の世界に出会える確率がぐんと高まるんです。
12月上旬でも初雪が舞うことはありますが、屋根まで真っ白になる「THE・雪の彦根城」を狙うなら、迷わず1月末から2月の初めをカレンダーにマークしておいてくださいね。
ただし、年によって変動が大きいため、週間天気予報でマイナス気温の予報が出ているかをチェックするのが賢明です。
彦根の雪には大きな特徴があります。
それは、北海道のようなサラサラのパウダースノーではなく、琵琶湖の湿気を含んだ「水分多めのベタ雪」になりやすいことです。
そのため、夜間にしんしんと積もった雪も、日中の気温上昇とともに午前11時頃には溶け始めてしまうケースがほとんどです。
お城の木々に白い花が咲いたような「雪華」や、手付かずの綺麗な雪景色を堪能したいなら、開門直後の午前8時30分を狙うのが、地元の人間も推奨する鉄則ですよ!
(出典:気象庁「彦根(滋賀県)平年値(年・月ごとの値)」)
午前中に訪れたい彦根城の雪景色と玄宮園の冬の絶景
彦根城の冬観光において、私が個人的に一番おすすめしたい絶景スポットは、城の北東に広がる名勝「玄宮園(げんきゅうえん)」です。
天守閣を背景に広がるこの大名庭園は、雪の日にはまさに一幅の水墨画のような静謐な美しさを醸し出します。
真っ白な雪が降り積もった瓦屋根や雪吊りが施された松の木々は、日常の喧騒を忘れさせてくれるほどの没入感を与えてくれますよ。
ここで絶対に見逃してほしくないのが、大きな池(魚躍沼)に映り込む「逆さ彦根城」です。
風が穏やかで水面が波立っていない朝の時間帯、池は巨大な鏡へと姿を変えます。
雪を冠した白い天守が、深い紺色の水面に上下反転して映し出される様子は、写真愛好家でなくても息を呑むほどの美しさです。
冬の澄んだ空気のおかげで、普段以上に輪郭がくっきりと見えるのもポイントですね。
池のほとりに建つ「臨池閣(りんちかく)」の和風建築と雪の相性も抜群で、歩くたびに視界に飛び込んでくる景色すべてが「映える」ポイントと言っても過言ではありません。
寒さを我慢してでも、この「白と黒の世界」をその目で確かめてほしいなと思います。
写真撮影のコツとライトアップの有無に関する最新情報
雪の彦根城をスマホやカメラで綺麗に残したいなら、いくつか覚えておいてほしいテクニックがあります。
雪の景色をそのまま撮ると、カメラが「画面が明るすぎる」と判断して、出来上がった写真が全体的に暗い(灰色っぽい)感じになってしまうことがよくあります。
そんな時は、「露出補正」をプラス側(+0.7〜+1.3程度)に設定してみてください。
こうすることで、雪の白さがより際立ち、目で見ている感覚に近い明るい写真になりますよ。
また、天守閣の金色の装飾金具や漆喰の白、黒い下見板の質感を意識してフレーミングすると、彦根城らしい重厚感が演出できます。
よく読者の方から「雪の夜間ライトアップは見られるの?」と聞かれますが、実は注意が必要です。毎年紅葉シーズンに行われる「錦秋の玄宮園ライトアップ」は12月上旬で終わってしまいます。1月・2月の厳冬期は基本的に夜間の特別公開は行われていません。
そのため、「夜に光り輝く雪のお城」を期待して行っても閉門していることが多いんです。
撮影プランは必ず明るい時間帯、特に雪の状態が良い午前中に集中させてくださいね。
※2月の盆梅展連携などで例外的にイベントが行われることもあるので、正確な最新情報は必ず彦根城公式サイトを確認するようにしてください。
ライブカメラを活用した彦根城の雪のリアルタイム確認
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滋賀県の天気は本当に予測が難しく、同じ彦根市内でも「駅前は降っていないのに、お城の周辺だけ吹雪いている」といった局地的な現象が頻繁に起こります。
「近江の時雨(しぐれ)」とも呼ばれるこの不安定な気候に振り回されないためには、デジタルの力を借りるのが一番です。
私が訪問判断のために必ず活用しているのが、滋賀県道路公社などが提供しているライブカメラ映像です。
特にチェックすべきは「彦根お城トンネル(原町側)」のカメラ。
これを見れば、お城のすぐ足元の道路にどれくらい雪が積もっているか、歩道が凍結していないかがリアルタイムで分かります。
「高宮アンダー」や「福満跨線橋」の映像も併せて見ると、市内全体のアクセスの良し悪しが判断しやすいですよ。
スマホで「彦根 ライブカメラ」と検索して、現地の今の状況を直視してから家を出る。
このワンアクションを加えるだけで、空振りのリスクを劇的に減らすことができます。
特に車で行かれる方は、道路の除雪状況を事前に知ることで、運転ルートの選択にも役立つはずですよ。
長浜盆梅展やキャッスルロードを巡る冬の観光プラン
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せっかく冬の滋賀に来たのなら、彦根城だけで終わらせるのはもったいないですよ。
私のおすすめは、午前中に彦根城の雪景色を堪能した後、電車で約20分の距離にある隣の長浜市へ移動するコースです。
長浜では1月10日から3月10日まで、歴史ある「長浜盆梅展」が開催されています。
慶雲館という格式高い建物の中で、雪の庭園を背景に咲き誇る梅の巨木を眺めるのは、滋賀の冬を代表するゴールデンルートと言えますね。
暖かい室内で梅の香りに包まれながら過ごす時間は、お城巡りで冷えた体を癒やすのにもぴったりです。
また、お城のすぐ外に広がる「夢京橋キャッスルロード」も歩いてみてください。
江戸時代の城下町をイメージした黒格子の街並みに雪が舞う姿は、まるでタイムスリップしたような没入感があります。
通り沿いには、可愛い「招き猫」の置物があったり、地元の和菓子屋さんがあったりと、カメラ片手に歩くのが本当に楽しいエリアです。
ランチやカフェ選びにも困らない場所なので、彦根城の「動」の観光(石段登り)とキャッスルロードの「静」の観光(街歩き)をセットにするのが、満足度を最大化させる秘訣かなと思います。
彦根城の雪道を安全に歩く靴や電車アクセスの対策法
冬の彦根城を楽しむためには、美しさの裏に隠された「リスク」への備えが不可欠です。
平地での散策とは違い、城郭ならではの物理的な障壁があるからです。
ここでは、怪我や事故を防ぎ、スムーズに目的地へたどり着くための具体的な対策を徹底解説しますね。
滑り止めの靴が必須な魔の140段の階段と冬の装備
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彦根城の天守を目指す際に、最大の難所となるのが約140段の石段です。
ここは軍事的な拠点として設計されているため、一段一段の高さや歩幅がわざと不規則に作られています。
雪が積もるとその段差の形状が隠れてしまい、どこを踏めば安全なのかが非常に分かりにくくなるんです。
さらに、日中に多くの人が踏み固めることで、階段全体がツルツルの「アイスバーン状態」になることもしばしば。
私も雪の日に登ったことがありますが、手すりを掴まずに登り降りするのはほぼ不可能なレベルになります。
冬の彦根城を攻めるなら、靴選びは最も重要な命題です。
理想は、靴底に深い溝があり、低温でもゴムが硬くならない「スノートレッキングシューズ」です。
もしお持ちでない場合は、普段使っているスニーカーやブーツの上から装着できる「着脱式のゴム製スパイク(簡易アイゼン)」をAmazonなどで1,000円〜2,000円程度で購入しておくのが賢明です。
接地面積が狭いヒールや、底が平らな革靴、防水性のないムートンブーツは、転倒による大怪我の元になるので、この日ばかりは封印してくださいね。
また、服装についても注意が必要です。
琵琶湖からの寒風(比良おろし等)は想像以上に体温を奪います。
厚手のダウンはもちろんですが、耳まで隠せるニット帽やマフラー、そして何より「滑り止め付きの手袋」が必須アイテム。
石段の手すりは金属製で凍るように冷たいので、素手ではとても掴んでいられません。しっかりと準備をして、「備えあれば憂いなし」の精神で臨みましょう。
天守内の寒さ対策に欠かせない厚手の靴下と手袋の装備
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石段を無事に登りきって天守閣に到着しても、まだ油断はできません。
彦根城は江戸時代の構造をそのまま残している貴重な文化財であるため、内部は土足厳禁となっています。
入り口で靴を脱ぎ、備え付けのスリッパ(または裸足)で歩くことになりますが、この「板張りの床」が冬場はまさに氷の上を歩くような冷たさなんです。
足元の冷えは体全体の震えにつながり、天守内の非常に急な階段(最大傾斜62度!)を登る際、足腰の踏ん張りが効かなくなるリスクがあります。
そこでおすすめしたいのが、「厚手のウールソックス」の持参です。
登山用のような分厚いものを選んだり、靴下を二枚履きにしたりするだけで、足裏からの冷気を大幅にカットできます。
足裏の感覚をしっかり保つことは、急階段での転落事故を防ぐための重要な安全対策でもあるんですよ。また、先ほども触れた手袋ですが、天守内の階段を登る際にも手すりや柱を掴む必要があります。
内部は暖房器具が一切ない吹きさらしの状態ですので、「室内だから大丈夫だろう」と油断せず、防寒装備をフル活用して見学を楽しんでくださいね。
天守から眺める雪の琵琶湖は絶景ですが、その絶景を安全に持ち帰るためにも、足元のケアを忘れずに!
電車の遅延や運休を考慮した彦根城の雪のアクセス戦略
雪の日に彦根へ向かう際、公共交通機関を利用する方は「鉄道のボトルネック」を知っておく必要があります。
彦根駅を通るJR琵琶湖線(東海道本線)は、実は雪に非常に弱い区間を含んでいます。
特に隣の米原駅から関ヶ原駅にかけてのエリアは日本有数の豪雪地帯。
ここでの積雪量が増えると、東海道新幹線が徐行運転を開始し、それに連動して在来線も大幅な遅延や運休が発生することが珍しくありません。
JR西日本では、安全のためにあらかじめ列車の本数を減らす「計画運休」を行うこともあります。
「米原駅で数時間足止め」という事態は、冬の滋賀旅行では残念ながら珍しくないシナリオです。
私の対策としては、通常よりも1.5倍〜2倍の移動時間を見込むようにしています。
また、JR西日本の運行情報公式アプリやTwitter(X)のリアルタイム情報をこまめにチェックし、万が一電車が止まった場合に備えて、駅周辺の避難先(温かいカフェやホテルのロビーなど)を事前にリサーチしておくのが「滋賀の冬を乗りこなすコツ」ですね。
時間に余裕がないスケジュールだと、焦りから駅の階段で転ぶなどのトラブルも起きやすいので、ゆったりとした心持ちで向かいましょう。
積雪時の駐車場状況と近江牛ランチのおすすめ店舗
車で彦根城を訪れる場合、大前提としてスタッドレスタイヤの装着は必須です。
「京都市内や大阪が晴れているから大丈夫」という理屈は通用しません。
滋賀県北部の道路状況は一変します。ノーマルタイヤでの走行は自分だけでなく、周囲の車を巻き込む大事故に直結するため、絶対に控えてくださいね。
冬の滋賀の道路事情や、ノーマルタイヤがいかに危険かについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
車で滋賀に来られる方は事前に一読しておいてくださいね。
琵琶湖バレイはスタッドレス必須?ノーマルタイヤの危険性と冬のアクセス
| 駐車場名 | 積雪時の状況とアドバイス |
|---|---|
| 二の丸駐車場 | お城の入り口に最も近く便利ですが、積雪時は除雪した雪が駐車枠の一部を塞ぎ、台数が減ることがあります。 |
| 桜場駐車場 | 比較的スペースに余裕がありますが、日陰が多く地面が凍結しやすいので、駐車後の徒歩移動に注意。 |
| 大手前駐車場 | 市役所近くで除雪の優先度が高いです。周辺の道路も比較的広いので、雪の日でもアクセスしやすいのが特徴。 |
冷え切った体への最高のご褒美は、滋賀が世界に誇るブランド牛「近江牛」です。
夢京橋キャッスルロード周辺には、「千成亭 伽羅」や「レストラン千成亭」といった、とろけるような肉質の近江牛を贅沢に味わえる名店が揃っています。
おすすめは熱々の「牛なべ」や「すき焼き」。
サシの入った柔らかいお肉が熱を蓄え、食べ終わる頃には体の芯からポカポカ温まります。
また、もっと手軽に温まりたい時は、近江牛の肉うどんを提供しているお店もおすすめ。
美味しい食事で心もお腹も満たされる。これこそが、厳しい寒さの中を歩き抜いた人だけが味わえる贅沢な瞬間ですね。
2025年3月までの彦根城の工事情報と参拝の注意
2026年の冬シーズンにお出かけを予定されている方に、知っておいてほしいのがお城のメンテナンス情報です。
歴史ある建造物を守るために、彦根城では定期的に掘削工事や修繕工事が行われています。
特に表門付近や券売所周辺での工事が行われていると、通常の入場ルートが変更されていたり、安全確保のためのフェンスが設置されていたりすることがあります。
撮影を目的としている方は、入り口付近で予期せぬ看板や重機が視界に入る可能性があることをあらかじめ想定しておきましょう。
なお、大雪などの悪天候時には、安全を最優先して天守閣への入場制限や、急遽の閉門が行われる可能性もゼロではありません。
「せっかく来たのに…」とならないよう、お出かけの当日の朝にも、必ず彦根城公式サイトの「お知らせ」をチェックしてください。
スタッフの方々が一生懸命除雪してくださっていますが、自然の力には勝てないこともあります。
無理に登ろうとせず、そんな時はお城の下からの景色を楽しむ。
それもまた、大人の余裕ある観光スタイルかなと思います。安全な範囲で、歴史と自然が織りなすアートを楽しんでくださいね。
まとめ:徹底準備で冬限定の彦根城の雪を楽しみ尽くす
彦根城の雪が作り出す景色は、厳しい寒さを耐えてでも見る価値がある、滋賀県が誇る宝物です。
統計的にチャンスが多い2月上旬を狙い、ライブカメラで今の状況を確認し、万全な滑り止め対策の靴で挑めば、きっと一生忘れられない光景に出会えるはずです。
私自身、あの凛とした空気の中の白いお城を見ると、「今年も滋賀の冬が来たな」と背筋が伸びる思いがします。
みなさんも、足元と体調に十分気をつけて、最高に美しい彦根城の雪を楽しみ尽くしてくださいね!
正確な開門時間や最新のイベント情報は、必ず彦根城公式サイトを確認してからお出かけください。
冬の滋賀の道路状況については、専門家である滋賀県道路公社の情報を参考に、安全運転を心がけましょう。
また、本記事の情報は2025年〜2026年現在のリサーチに基づく目安ですので、最終的な判断は公式サイトの最新情報を優先してくださいね。
